AlertDialogは、タイトルとメッセージ、ボタンを持つダイアログコンポーネントです。Androidアプリでは、処理結果やバージョン情報の通知などを行う場面でAlertDialogをメッセージ表示ダイアログとして使うことができます。 AlertDialogのオブジェクトを作成する時は、まずAlertDialogクラスのstaticメソッドBuilder()でBuidlerオブジェクトを作成します。Builderオブジェクトを作成したら、setMessage()で表示するメッセージの設定、setPositiveButton()でダイアログを閉じる確認(はい)ボタンを追加します。確認ボタンには、クリックされた時に実行されるイベントハンドラを設定することもできますが、今回は確認メッセージを表示するだけなので必要ないですね。 Builderの設定ができたら、create()でAlertDialogを作成します。後は、show()メソッドで表示するだけ。
ダイアログはAndroidアプリ本体(UI)を駆動するメインスレッドで表示しますが、スレッドをブロックしません。非同期(すぐに制御を返す)である点に注意してください。もっとも、ダイアログ表示中は他のコンポーネントの操作ができないので、一般的なAndroidアプリではそれほど意識する必要はないかもしれませんが。 ダイアログを閉じた後に何か処理を実行する場合は、ボタンにイベントハンドラを設定してその中で行います。 |