UIコンポーネントにタグを追加

AndroidのUIコンポーネント(Viewのサブクラス)には、「タグ」を設定できます。

タグは、コンポーネントに任意のObjectを持たせる仕組みです。Objectということは、文字列でも数値でも独自オブジェクトでも何でもありですから、独自の情報をいくらでも持たせられるわけですね。コンポーネント自身がViewクラスのメソッドでアクセスできる形で情報を保持することになるので、イベントハンドラや親コンポーネント上の座標からViewを取得するメソッドなど様々な場面で使えます。

画面上に多数のUIコンポーネントを配置するAndroidアプリでは、作成時にコンポーネントを識別するIDをタグとして持たせておいて、イベントハンドラなどでコンポーネントの特定に使うのも良いでしょう。

タグを設定するには、setTag()メソッドの引数にタグとして設定するオブジェクトを渡します。設定したタグは、getTag()で取得しますが、返り値の型はObject型である点に注意してください。値を参照するには、適切な(setTag()で設定したオブジェクトと同じ)型にキャストする必要があります。